丸山五重塔

丸山五重塔婆
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

芝公園内、丸山古墳の西南隅にあり、方三間朱塗の五重塔です。市の管理に属していますが、もとは台徳院廟の塔婆で、江戸時代前期の承応年中(1652~1655年)酒井雅楽頭の創建となり、江戸時代後期の文化年間(1804~1818年)に焼失しましたが再び酒井氏によって建てられたものです。

※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行

令和に見に行くなら

名称
丸山五重塔
かな
まるやまごじゅうのとう
種別
見所・観光
状態
現存しない
備考
芝公園の南側にありました。昭和20年(1945年)の東京大空襲により焼失しました。

日本案内記原文

芝公園內、丸山瓢形古墳の西南隅にあり、方三閒朱塗の五重塔婆である。市の管理に屬して居るが、もとは臺德院廟の塔婆で、承應年中酒井雅樂頭の創建にかゝり、文化年閒に燒失したが再び酒井氏によつて建てられたものである。

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