赤穂御崎
赤穗御崎
昭和初期のガイド文
赤穂鉄道播州赤穂駅の東約4km、新浜村にあり、自動車の便があります。波濤岩岸を噛み、青松枝振面白く、前面に家島列島碁布し、その右に小豆島ならびに四国の山影が遠望され、風光絶佳、岬頭に伊和都比売神社があります。付近の名残の浦は江戸時代中期の元禄14年(1701年)6月大石良雄が良雪和尚と決別したところ、八丁岩一名大園岩は良雄が乗船出発の時、良雪和尚が海上安全を祈った旧蹟と伝えられています。旅館は対鴎館、御崎館、潮光園。
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 赤穂御崎
- かな
- あこうみさき
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 兵庫県赤穂市御崎
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
赤穗鐵道播州赤穗驛の東約四粁、新濱村にあり、自動車の便がある。波濤岩岸を噛み、靑松枝振面白く、前面に家島列島碁布し、その右に小豆島竝に四國の山影が遠望せられ、風光絕佳、岬頭に伊和都比賣神社がある。附近の名殘の浦は元祿十四年六月大石良雄が良雪和尙と決別した處、八丁岩一名大園岩は良雄が乘船出發の時、良雪和尙が海上安全を祈つた舊蹟と傳へられて居る。旅館對鴎館、御崎館、潮光園。