伝大石良雄仮寓地跡
大石良雄假寓地
昭和初期のガイド文
赤穂鉄道播州赤穂駅の東1kmあまり、尾崎村にあり、自動車の便があります。県社八幡神祉の東遠潮庵の直下にあって「おせど」と呼ばれ、江戸時代中期の元禄14年(1701年)大石良雄が住み慣れた本邸を後にして、義僕八助の誕生地であるこの村に退き、同年6月まで住んだところと伝えられ、現在は畑地となって、大石良雄が勤講した稲荷の社のみが遺存しています。
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 伝大石良雄仮寓地跡
- かな
- でんおおいしよしたかかぐうちあと
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 兵庫県赤穂市尾崎738
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
赤穗鐵道播州赤穗驛の東一粁餘、尾崎村にあり、自動車の便がある。縣社八幡神祉の東方遠潮庵の直下にあつて「おせど」と呼ばれ、元祿十四年大石良雄が住み慣れた本邸を後にして、義僕八助の誕生地である當村に退き、同年六月まで住んだ處と傳へられ、今は畑地となつて、大石良雄が勤講した稻荷の社のみ遺存して居る。