息継ぎ井戸
義士息繼井戶
昭和初期のガイド文
播州赤穂駅から数百m、橋本町から南に折れて、田町に入ろうとする曲り角にあります。江戸時代中期の元禄14年(1701年)3月14日、江戸城内における内匠頭刃傷事件を赤穂に知らすべき第一の早打使早見藤左衛門、萱野三平が城下に入ってこの井戸の水を汲んで渇きを慰し、大石屋敷に急いだというので、赤穂における義士遺蹟のひとつに数えられています。
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 息継ぎ井戸
- かな
- いきつぎいど
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 兵庫県赤穂市加里屋2210
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
播州赤穗驛より數百米、橋本町から南に折れて、田町に入らうとする曲り角にあり。元祿十四年三月十四日、江戶城內に於ける內匠頭刃傷事件を赤穗に知らすべき第一の早打使早見藤左衞門、萱野三平が城下に入つてこの井戶の水を汲んで渴を慰し、大石屋敷に急いだと云ふので、赤穗に於ける義士遺蹟の一に數へられて居る。