赤穂塩田
赤穗鹽田
昭和初期のガイド文
兵庫県は日本の主要な製塩地のひとつで、赤穂地方の塩は世に名高いものです。同地方の塩田は江戸時代前期の正保2年(1645年)藩主浅野長直が開拓したもので、千種川以東尾崎、新浜二村に属するものを東浜、以西赤穂町、塩屋村に属するものを西浜といい、両者合わせて現在の面積約36万5,000m²です。1年の製塩高は4,300万kgに近い。
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 赤穂塩田
- かな
- あこうえんでん
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 状態違うが見学可
- 備考
- 当時の様子とは異なっていますが、観光的に残されている場所はあります。
- 住所
- 兵庫県赤穂市御崎
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
兵庫縣は我が主要製鹽地の一で、赤穗地方の鹽は世に名高い。同地方の鹽田は正保二年藩主淺野長直が開拓したもので、千種川以東尾崎、新濱二村に屬するものを東濱、以西赤穗町、鹽屋村に屬するものを西濱と云ひ、兩者合せて現在の面積約三、六五〇アールである。一年の製鹽高は四、三〇〇萬瓩に近い。