大石良雄宅跡
大石良雄宅址[指定史蹟]
昭和初期のガイド文
赤穂城跡内旧大手門を入って直ぐ左側にあります。江戸時代前期の正保2年(1645年)浅野氏入部以来同家断絶に至るまで、家臣大石良欽、良昭、良雄三代居住の宅跡で、江戸時代後期の天明年間(1781~1789年)の火災に焼け残った長屋門が遺存しています。門は間口26.5m、奥行7.5m、安政3年(1856年)の改造になる遺構です。背後の池畔に良雄遺愛の桜があり、そばに碑が建っています。あたりは旧庭園の一部で、現在大石神社境内となっています。
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 大石良雄宅跡
- かな
- おおいしよしたかたくあと
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 兵庫県赤穂市上仮屋
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
赤穗城址內舊大手門を入りて直ぐ左側にある。正保二年淺野氏入部以來同家斷絕に至るまで、家臣大石良欽、良昭、良雄三代居住の宅址で、天明年閒の火災に燒殘つた長屋門が遺存して居る。門は閒口二六米半、奧行七米半、安政三年の改造にかゝる遺構である。背後の池畔に良雄遺愛の櫻があり、傍に碑が建つて居る。あたりは舊庭園の一部で、今大石神社境內となつて居る。