国府台

國府臺
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

総武線市川駅の西北3km、京成電車市川国府台停留場の北2km、江戸川に臨む断崖となっていて風景がよいところです。もと下総国府のあったところと伝わり、また里見、北条二氏の古戦場でもあります。江戸時代には総寧寺がここに移建されて境内となりました。現在その一部に野砲兵の兵営があります。台上に古墳があり、前方後円墳で、墳上に箱式石棺2個が露出しています。北には堤防上に桜の並木があります。

※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行

令和に見に行くなら

名称
国府台
かな
こうのだい
種別
見所・観光
状態
状態違うが見学可
備考
現在は「里見公園」として整備されています。
住所
千葉県市川市国府台3-9
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

總武線市川驛の西北三粁、京成電車市川國府臺停留場の北二粁、江戶川に臨んで斷崖をなし風景がよい。もと下總國府のあつた處と傳へ、また里見、北條二氏の古戰場である。江戶時代總寧寺がこゝに移建されるに及び境內となつた。今その一部に野砲兵の兵營がある。臺上に古墳があり、瓢形で、墳上に箱式石棺二個を露出して居る。北方には堤防上に櫻の並木がある。

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