天覧山

天覽山
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

武蔵野鉄道飯能駅の西北約1km、松、杉、ヒノキなどの樹木が鬱蒼として茂り、登山道には鏡岩や獅子岩などの奇岩があり、十六羅漢の石像を安置している頂上に登れば背後に秩父の連山を控え、前面は平野の眺望が開けています。以前は羅漢山と呼ばれていましたが、明治天皇が特別演習をこの山から御覧になられたことから天覧山と改められました。頂上にその記念碑があります。中腹の台地には御駒繋ぎの松、御手植の金松などがあります。

※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行

令和に見に行くなら

名称
天覧山
かな
てんらんざん
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
埼玉県飯能市
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

武藏野鐵道飯能驛の西北約一粁松、杉、檜などの樹木鬱蒼として茂り、登路には鏡岩獅子岩などの奇岩があり、十六羅漢の石像を安置して居る、頂上に登れば背後に秩父の連山を控へ、前面は平野の眺望が廣い。もと羅漢山と稱したが、明治天皇が特別演習を叡覽遊ばされてから天覽山と改めた。頂上にその記念碑がある。中腹の臺地には御駒繋の松、御手植の金松などがある。

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