高麗神社

高麗神社
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

聖天院の北約0.5km、丘陵の麓、杉森の中にあります。本殿は一間社流造で室町末期の建築で、内陣に高麗王若光の木像を祀っているといいます。宝物には巻尾に鎌倉時代の建暦3年(1213年)および建保3年(1215年)の願文が付記された大般若経約400冊、鞘金銅製鳩および草花の毛彫がある鎌倉時代の飾太刀一振、「奉掛鰐口一面武州高麗郡大宮常住文明十七年乙巳正月日願主慶弥」の銘のある鰐口があります。

※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行

令和に見に行くなら

名称
高麗神社
かな
こまじんじゃ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
埼玉県日高市新堀833
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

聖天院の北約半粁、丘陵の麓杉森の中にある。本殿は一閒社流造で室町末期の建築で、內陣に高麗王若光の木像を祀ると云ふ。寶物には卷尾に建曆三年及建保三年の願文が附記された大般若經約四百册、鞘金銅製鳩及草花の毛彫ある鐮倉時代飾太刀一振及「奉掛鰐口一面武州高麗郡大宮常住文明十七年乙巳正月日願主慶彌」の銘ある鰐口がある。

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