毘沙門堂

毘沙門堂[天臺宗]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

山科駅の東南200m、山科安朱にあります。奈良時代の延暦年中(782~806年)最澄が出雲路に草庵を構え、自刻の毘沙門天を安置したのが本寺のはじまりです。江戸時代前期の寛文5年(1665年)公海の中興以後代々親王入室して天台座主に補され、天台京都五門跡のひとつとなりました。本堂以下諸堂が備わり広く壮観です。

  • 宝物
  • 鳳凰耳青磁花瓶[国宝] 一箇
  • 洞院公定日記[国宝] 二巻
※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行

令和に見に行くなら

名称
毘沙門堂
かな
びしゃもんどう
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
京都府京都市山科区安朱稲荷山町18
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

山科驛の東南二〇〇米、山科安朱にあり。延曆年中最澄出雲路に草庵を構へ、自刻毘沙門天を安置したのが本寺の濫觴である。寬文五年公海の中興以後代々親王入室して天臺座主に補せられ、天臺京都五門跡の一となつた。本堂以下諸堂備り宏壯である。

  • 寶物
  • 鳳凰耳靑磁花甁[國寶] 一箇
  • 洞院公定日記[國寶] 二卷

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