松生院
松生院[古義眞言宗]
昭和初期のガイド文
和歌山城の南に近く、片岡町にあり、蘆辺寺とも呼ばれます。もと讃岐八島浦にあったのを移建したものです。本堂は不動堂ともいい、鎌倉時代の乾元元年(1302年)の建立と伝え、国宝となっています。五間五面屋根四注造本瓦葺で、一見新しく見えますが、仔細に観れば鎌倉時代の特質が認められます。
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 松生院
- かな
- しょうじょういん
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 状態違うが見学可
- 備考
- 昭和20年(1945年)の空襲で焼失し、戦後に再建されています。
- 住所
- 和歌山県和歌山市片岡町1-4
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
和歌山城の南に近く、片岡町にあり、蘆邊寺の稱がある。もと讃岐八島浦にあつたのを移建したものである。本堂は一に不動堂と云ひ、乾元元年の建立と傳へ、國寶となつて居る。五閒五面屋根四注造本瓦葺で、一見新らしく見ゆるが、仔細に觀れば鐮倉時代の特質が認められる。