柿本神社
柿本神社[縣社]
昭和初期のガイド文
明石駅の東北約1km、宇治川電鉄では人丸前下車、大明石人丸山上にあります。歌聖柿本人麿を祀る神社で、人丸神社とも称します。明石浦を俯瞰し、遠山を望み、古来人口に膾炙する名所で、人麿の「……島がくれ行く船をしぞ思ふ」の吟詠は名高いものです。社前に盲杖桜、八房梅があります。東麓一帯には桜樹が多い。社宝中次の2点は国宝となっています。
- 後桜町天皇宸翰短籍 紙本墨書 45葉
- 仁孝天皇宸翰および一座短籍 紙本墨書 49葉
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 柿本神社
- かな
- かきのもとじんじゃ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 兵庫県明石市人丸町1-26
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
明石驛の東北約一粁、宇治川電鐵では人丸前下車、大明石人丸山上にあり。歌聖柿本人麿を祀る神社で、人丸神社とも稱する。明石浦を俯瞰し、遠山を望み、古來人口に膾炙する名所で、人麿の「……島がくれ行く船をしぞ思ふ」の吟詠は名高い。社前に盲杖櫻、八房梅がある。東麓一帶には櫻樹が多い。社寶中左記二點は國寶となつて居る。
- 後櫻町天皇宸翰短籍 紙本墨書 四十五葉
- 仁孝天皇宸翰及一座短籍 紙本墨書 四十九葉