五色塚古墳

五色塚(千壺)古墳[指定史蹟]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

垂水駅の西1km、宇治川電鉄五色山の北に接しています。海岸に臨み南面した前方後円墳で、長軸約234m、前方部の端は軌道に切られています。古来墳上三列に埴輪樹物が並列してあたかも壺を据え並べたような状態となっていたため、昔から千壺の名称をもって知られています。現在埴輪は土に覆われています。なお、西側に接してある古墳は小壺古墳と呼び、同じく、指定の史蹟です。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
五色塚古墳
かな
ごしきづかこふん
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
兵庫県神戸市垂水区五色山4
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

垂水驛の西一粁、宇治川電鐵五色山の北に接して居る。海岸に臨み南面した前方後圓墳で、長軸約二三四米、前方部の端は軌道に切られて居る。古來墳上三列に埴輪樹物竝列して恰も壺を据ゑ竝べたる如き狀を呈して居たので、昔から千壺の名稱を以て知られて居る。今埴輪は土に覆はれて居る。尙、西側に接して存する古墳は小壺古墳と呼び、同じく、指定の史蹟である。

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