真光寺

眞光寺[時宗]

昭和初期のガイド文

市電清盛塚下車、兵庫須佐野通一丁目にあります。境内は20万m²を超え、本堂以下開山堂、観音堂、地蔵堂、客殿、方丈、鐘楼、経蔵、庫裡等の諸堂が備わっています。また境内に宗祖廟があり、四方に土塀を繞らしたなかに五輪塔が立っています。宗祖一遍上人は鎌倉時代の正応2年(1289年)8月ここで入寂しました。寺宝は多く、そのなかの紙本著色の遊行縁起十巻は国宝で、京都博物館に出陳されています。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
真光寺
かな
しんこうじ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
兵庫県神戸市兵庫区松原通1-1-62
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

市電淸盛塚下車、兵庫須佐野通一丁目にある。境內二千ア一ルを超え、本堂以下開山堂、觀音堂、地藏堂、客殿、方丈、鐘樓、經藏、庫裡等の諸堂が備はつて居る。また境內に宗祖廟があり、四方に土墻を繞らした中に五輪塔が建つて居る。宗祖一遍上人は正應二年八月こゝで入寂したのである。寺寶多く、中に紙本著色の遊行緣起十卷は國寶で、京都博物館に出陳されて居る。

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