大阪工業試験所
大阪工業試驗所
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
市電大仁下車、大仁西二丁目にあります。大正7年(1918年)創立、大阪府立大阪工業試験場を移管併合、数次事業を拡張したものです。本所は商工大臣の管理に属し、工業に関する試験分析、鑑定および伝習をつかさどるところで、化学工業に関する試験研究をし、その発達に資することを主な任務とし、すでに発刊した報告書は多くあります。
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 大阪工業試験所
- かな
- おおさかこうぎょうしけんじょ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存しない
- 備考
- 「大仁西二丁目」は現在の大淀北1~2丁目のはずですが、詳細位置がわかりません。組織としては何度か他組織と合併統合し、現在は「産業技術総合研究所関西センター」となっています。
日本案内記原文
市電大仁下車、大仁西二丁目にあり。大正七年創立、大阪府立大阪工業試驗場を移管倂合、數次事業を擴張したものである。本所は商工大臣の管理に屬し、工業に關する試驗分析、鑑定及傳習を掌る所で、化學工業に關する試驗硏究をなし、その成績を發表して斯業の發達に資するを以て主なる任務とし、既に發刊せる報吿書は頗る多い。