真弓の大理石
眞弓の大理石
昭和初期のガイド文
常陸太田駅の東6km、真弓山に産します。上下の2層からなり、上層は屏風岳に現れ、岳の頂上に採石場が設けられています。下層には弁才天、富士山その他に丁場が開かれ、真弓神社の拝殿もこの大理石上に建てられています。走向は上下ともに北45度東で、70度内外東南へ傾斜します。石理は白色小粒で世に水戸の寒水石と称され、東京その他へ出して装飾材に用いられます。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 真弓の大理石
- かな
- まゆみのだいりせき
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 備考
- 詳細位置が不明です。
- 住所
- 茨城県常陸太田市真弓町
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
驛の東方六粁、眞弓山に產する。上下の二層より成り、上層は屏風嶽に現はれ、嶽の頂上に採石場が設けられて居る。下層には辨才天、富士山その他に丁場が開かれ、眞弓神社の拜殿もこの大理石上に建てられて居る。走向は上下共に北四五度東で、七〇度內外東南へ傾斜する。石理は白色小粒で世に水戶の寒水石と稱せられ、東京その他へ出して裝飾材に用ゐられる。