上宮寺
上宮寺[眞宗]
昭和初期のガイド文
額田駅の東約4km、神崎村松原にあります。親鸞上人の弟子明法房証信の住持した寺として名高いところです。
- 宝物
- 聖徳太子絵伝[国宝] 1巻 紙本著色 鎌倉時代 簡単な詞書に続いて聖徳太子の絵伝が描かれています。絵は鎌倉時代における土佐派の優秀な作でその当時の風俗を示すものが少なからずあり、特に鎌倉時代の武装の徴証となるべきものが多く見られます。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 上宮寺
- かな
- じょうぐうじ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 茨城県那珂市本米崎2270
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
額田驛の東約四粁、神崎村松原にある。親鸞上人の弟子明法房證信の住持した寺として名高い。
- 寶物
- 聖德太子繪傳[國寶] 一卷 紙本著色 鐮倉時代 簡單なる詞書につゞいて聖德太子の繪傳が描かれて居る。繪は鐮倉時代に於ける土佐派の優秀なる作にしてその當時の風俗を徵すべきもの少からず、殊に鐮倉時代の武裝の徵證となるべきものが多い。