御前山
御前山
昭和初期のガイド文
茨城鉄道御前山駅の西0.5kmにあります。古生層からなり山中はケヤキ、アカマツなどが繁茂し、その間に雑木あり、北麓には那珂川淵を作っています。新緑、紅葉の季節には対岸野口からこの山を眺めるのによく、また船で川を下るのもよいところです。河上の那珂川橋は長虹のように横たわり、風景が嵐山に似ているとして常陸の嵐山と呼ばれます。旅館は西村屋。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 御前山
- かな
- ごぜんやま
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 茨城県東茨城郡城里町御前山
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
同御前山驛の西方半粁にある。古生層より成り山中欅、赤松など繁茂し、その閒に雜木あり、北麓には那珂川淵を作る。新綠、紅葉の季節には對岸野口よりこの山を眺むるによく、また船にて川を下るもよい。河上の那珂川橋は長虹の如く橫はり、風景嵐山に似たりとて常陸の嵐山と稱せられる。旅館 西村屋。