大井夫人の墓

武田信虎夫人墓
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

甲府駅の東約1km、愛宕山の南麓長禅寺の境内にあり、墓石に「長禅寺殿心月珠泉大姉」とあります。夫人は大井氏から出て、信玄の生母にして天文25年に逝去しました。なお長禅寺には同夫人の画像があります。墨染の衣に袈裟をかけた合掌姿の坐像で、絹本著色の小幅です。天文22年(1553年)に玄穏の認めた賛があり、その文によると、この画像は夫人の子信廉が母の生前に描いたもので、その面貌は真にせまるものがあります。現在国宝に指定され東京帝室博物館へ出陳されています。

※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行

令和に見に行くなら

名称
大井夫人の墓
かな
おおいふじんのはか
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
山梨県甲府市愛宕町 長禅寺内
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

驛の東約一粁、愛宕山の南麓長禪寺の境內にあり、墓石に「長禪寺殿心月珠泉大姉」とある。夫人は大井氏より出で、信玄の生母にして天文二十五年に逝去した。尙長禪寺には同夫人の畫像がある。墨染の衣に袈裟をかけた合掌姿の坐像で、絹本著色の小幅である。天文二十二年に玄穩の認めた贊があり、その文によると、この畫像は夫人の子信廉が母の生前に描いたもので、その面貌眞にせまるものがある。今國寶に指定され東京帝室博物館へ出陳されて居る。

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