猿橋
猿橋
昭和初期のガイド文
猿橋駅の東2km、桂川の両岸相迫って絶壁となったところに架けられています。長さ31m、幅5mあまり、水面からの高さ31m、橋脚を用いず、両岸の懸崖から数多の框を重ね次第に出して橋としています。古来周防岩国川の錦帯橋、越中黒部川の愛本橋とともに日本の三奇橋と称されていたものです。その橋の西にある集落を猿橋といい、甲斐絹の集散地です。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 猿橋
- かな
- さるはし
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 山梨県大月市猿橋町
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
猿橋驛の東方二粁、桂川の兩岸相迫つて絕壁をなす處に架せられて居る。長さ三一米幅五米餘、水面よりの高さ三一米、橋脚を用ゐず、兩岸の懸崖より數多の框を重ね次第に出して橋として居る。古來周防岩國川の錦帶橋、越中黑部川の愛本橋と共に日本の三奇橋と稱せられて居たものである。その橋の西方にある部落を猿橋と云ひ、甲斐絹の集散地である。