小仏関跡

小佛關址
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

浅川駅の西1.8km、駒木野、旧甲州街道の北側にあり、街道の左右に山迫り、関址に残る一本の老松は「お関所の松」と呼ばれています。この関所は往古小仏嶺の上にありましたが、安土桃山時代の天正年間(1573~1592年)現在の地に移されたと伝え、関所として厳重に取締るようになったのは江戸時代以後のことです。現在史蹟に指定されています。

※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行

令和に見に行くなら

名称
小仏関跡
かな
こぼとけのせきあと
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
東京都八王子市裏高尾町419
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

驛の西方一粁八、駒木野、舊甲州街道の北側にあり、街道の左右に山迫り、關址に殘る一本の老松は「お關所の松」と呼ばれて居る。この關所は往古小佛嶺の上にあつたが、天正年閒今の地に移されたと傳へ、關所として嚴重に取締る樣になつたのは江戶時代以後のことである。今史蹟に指定されて居る。

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