宗関寺

宗關寺[曹洞宗]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

浅川駅の西北2.5km、元八王子村中宿、八幡神社から八王子城址に至る沿道にあります。この地はもと平安時代の延喜年間(901~923年)、華厳菩薩の開創になるという神護寺の旧地で、後に室町時代の永禄7年(1564年)北条氏照が舜悦禅師(仏国禅師)を請じて開山となしこの寺を興しました。八王子落城の後、廃寺となりましたが、さらに舜悦禅師が安土桃山時代の文禄元年(1592年)氏照の菩提を弔うため、その跡にこの寺を再興したものです。

※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行

令和に見に行くなら

名称
宗関寺
かな
そうかんじ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
東京都八王子市元八王子町3-2562
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

驛の西北二粁半、元八王子村中宿、八幡神社より八王子城址に至る沿道にある。この地はもと延喜年閒、華嚴菩薩の開創に係ると云ふ神護寺の舊地で、後永祿七年北條氏照が舜悅禪師(佛國禪師)を請じて開山となし本寺を興した。八王子落城の後、廢寺となつたが、更に舜悅禪師が文祿元年氏照の菩提を弔ふため、その跡に本寺を再興したのである。

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