淀町
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

京阪電車淀駅所在地、淀川の北岸に位置しています。このあたりの河道は古今変遷があります。豊臣秀吉がその愛妾浅井氏をこの地に置いたので淀君と称したことは、よく知られていることです。享保年間(1716~1736年)からは稲葉氏の城下として維新におよびました。城跡は町の西北にあり、石壁濠池などを残し、稲葉氏の祖先を祀る稲葉神社があります。

※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行

令和に見に行くなら

名称
かな
よど
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
京都府京都市伏見区淀本町
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

京阪電車淀驛所在地、淀川の北岸に位す。この邊の河道は古今變遷がある。豐臣秀吉がその愛妾淺井氏をこの地に置いたので淀君と稱したことは、よく人の知る所である。享保年閒からは稻葉氏の城下として維新に及んだ。城址は町の西北にあり、石壁濠池等を存し、稻葉氏の祖先を祀れる稻葉神社がある。

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