神応寺
神應寺[曹洞宗]
昭和初期のガイド文
京阪電車八幡下車、男山の北中腹、八幡町高坊にあります。開山堂に安置してある木造の行教律師坐像は国宝です。行教は大安寺の僧で、平安時代の貞観元年(859年)に石清水八幡宮を創祀しました。この像はもと同八幡宮の開山堂に安置されていましたが、明治初年(1868年)ここに移坐したものです。境内傾斜地にある大クスは、地上約1mあまりで幹囲約9m、樹高約30mにおよび指定の天然記念物です。この樹は八幡山上の一角に立ち、遠隔の地からでもよく見えます。
※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 神応寺
- かな
- じんのうじ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 京都府八幡市八幡西高坊24
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
京阪電車八幡下車、男山の北中腹、八幡町高坊にある。開山堂に安置してある木造の行敎律師坐像は國寶である。行敎は大安寺の僧で、貞觀元年に石淸水八幡宮を創祀した。この像はもと同八幡宮の開山堂に安置されて居たが、明治初年こゝに移坐したものである。境內傾斜地にある大樟は、地上約一米餘で幹圍約九米、樹高約三〇米に及び指定の天然記念物である。この樹は八幡山上の一角に立ち、よく遠隔の地から認められる。