長法寺
長法寺[天臺宗]
昭和初期のガイド文
粟生光明寺の南0.5kmにあります。開祖は千観内供といい、現在衰退してわずかに草堂のみを残し、ここに本尊聖観音を安置しています。寺宝の釈迦金棺出現図掛軸一幅は国宝で絹本著色、釈迦が涅槃に入って後再び金棺から出てその母摩耶夫人と対面するところの図です。これを拝する諸菩薩、衆鳥群獣等を配し稀代の名画といわれ、京都博物館に出陳中です。
※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 長法寺
- かな
- ちょうほうじ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 京都府長岡京市長法寺谷田16
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
粟生光明寺の南半粁にある。開祖は千觀內供と云ひ、今衰微して僅かに草堂のみを存し、こゝに本尊聖觀音を安置して居る。寺寶の釋迦金棺出現圖掛軸一幅は國寶で絹本著色、釋迦涅槃に入りて後再び金棺より出でゝその母摩耶夫人に見ゆる所の圖である。これを拜する諸菩薩、衆鳥群獸等を配し稀代の名畫と云はれ、京都博物館に出陳中である。