小天みかん

小天蜜柑
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

小天村の名産です。熊野岳が有明海に迫るところ、中腹以下は全部ミカン山で、初冬には観光客が集まります。この地のミカンは景行天皇の時代に新羅から移植したことにはじまると伝え、加藤清正の奨励によって盛んになったといいます。

※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行

令和に見に行くなら

名称
小天みかん
かな
おあまみかん
種別
食事・味覚
状態
現存し見学できる
備考
ミカン農園がいくつかあります。
住所
熊本県玉名市天水町小天
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

小天村の名產である。熊野嶽の有明海に迫るところ、中腹以下は全部蜜柑山で、初冬の候觀光の客が集まる。當地の蜜柑は景行天皇の御代新羅から移植したのに創まると傳へ、加藤淸正の奬勵によつて盛になつたと云ふ。

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