有明海
有明海
昭和初期のガイド文
島原湾ともいう。肥前を西側とし、筑後肥後を東側とした大海湾で、湾口早崎瀬戸から15~18.5kmの幅をもって、偏東に26km走り、次いで北へ65km彎入しています。三角瀬戸、柳之瀬戸および本渡瀬戸によって八代海と連絡します。水深は南部はやや深くなっていますがおおむね浅く、潮汐干満の差の多いことでは内地第一であるといいます。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 有明海
- かな
- ありあけかい
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
島原灣とも云ふ。肥前を西側とし、筑後肥後を東側とせる大海灣で、灣口早崎瀨戶から一五粁乃至一八粁半の幅を以て、偏東に走ること二六粁、次いで北方へ彎入すること六五粁である。三角瀨戶、柳之瀨戶及本渡瀨戶によつて、八代海と連絡する。水深は南部に稍々大であるが、槪して小にして潮汐干滿の差の多いことは內地第一であると云ふ。