姫山公園

姬山公園
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

姫路城内の東北部に位置し、姫路市唯一の公園で、面積7万1,600m²を占めます。西に約50の樹種を数える森林が繁茂し、園の中央に瓢箪池をたたえ、池畔に豊公の銅像、姫路藩太夫河合寸翁、同屏山の頌徳碑があります。園内に梅、桜、モモ、フジ、ツツジ、カエデその他花卉が多く、桜は数百本あって花の一名所です。八頭、喜斎の両館は小憩の便を与えています。この公園にある姫路神社は旧藩主酒井氏の祖酒井正親を祀る県社で、神宝包永の太刀は国宝です。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
姫山公園
かな
ひめやまこうえん
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
兵庫県姫路市本町68
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

姬路城內の東北部に位し、本市唯一の公園で、面積七一六アールを占める。西方に約五十の樹種を算する森林が繁茂し、園の中央に瓢箪池を湛へ、池畔に豐公の銅像、姬路藩太夫河合寸翁、同屏山の頌德碑がある。園內に梅、櫻、桃、藤、躑躅、楓その他花卉が多く、櫻は數百本あつて花の一名所である。八頭、喜齋の兩館は小憩の便を與へる。この公園にある姬路神社は舊藩主酒井氏の祖酒井正親を祀る縣社で、神寶包永の太刀は國寶である。

姫路のみどころ