吾妻硫黄鉱山
吾妻硫黃鑛山
昭和初期のガイド文
草津鉄道石津平駅の西北9km、元白根山の西南半腹にそびえる米無山の麓にあり、万座温泉への途中です。地質は全部熔岩、集塊岩、凝灰岩などです。鉱床は安山岩塊を含む集塊岩を交代したもので、焼取釜50個を据え付け1日に原鉱4.5kgを処理します。山元から嬬恋まで鉄索によって運搬します。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 吾妻硫黄鉱山
- かな
- あがつまいおうこうざん
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存しない
- 備考
- 昭和46年(1971年)に閉山となっています。
日本案内記原文
同石津平驛の西北九粁、元白根山の西南半腹に聳ゆる米無山の麓にあり、萬座溫泉への途中である。地質は全部熔岩、集塊岩、凝灰岩などである。鑛床は安山岩塊を含む集塊岩を交代したもので、燒取釜五〇個を据ゑ付け一日に原鑛四瓩半を處理する。山元から嬬戀まで鐵索によつて運搬する。