熊野皇大神社
碓氷神社[縣社]
昭和初期のガイド文
軽井沢駅の北約5.5km、途中旧軽井沢町まで自動車の便があり、峠町旧道上野、信濃の国境にあります。熊野三社を祀り、熊野皇大神宮とも称し、本宮には伊邪那美命、新宮には速玉男命、那智宮には事解男命を祀ります。社前の展望が東に開け、極めて雄大です。境内には室町時代の文和3年(1354年)の銘がある六重の石塔および次の銘文を有する銅鐘があります。
奉施入白井到下今熊野大鐘事正応五年壬辰卯月八日右志者為松井田結衆十二人現当悉地成就也
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 熊野皇大神社
- かな
- くまのこうたいじんじゃ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 長野県北佐久郡軽井沢町峠町1
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
驛の北約五粁半、途中舊輕井澤町まで自動車の便があり、峠町舊道上野、信濃の國境にある。熊野三社を祀り、熊野皇大神宮とも稱し、本宮には伊邪那美命、新宮には速玉男命、那智宮には事解男命を祀る。社前の展望東方に開け、極めて雄大である。境內には文和三年の銘ある六重の石塔及次の銘文を有する銅鐘がある。
奉施入白井到下今熊野大鐘事正應五年壬辰卯月八日右志者爲松井田結衆十二人現當悉地成就也