鏡山
鏡山(領巾振山)
昭和初期のガイド文
唐津駅から東へ約4km、鏡村と浜崎町に位置しています。虹の松原の南側にそびえるこの山は、松浦佐用姫の伝説で名高く、「松浦山」とも呼ばれています。標高は284mで、全山が玄武岩で構成され、どの方向から見ても整った形をしていることから「七面山」とも呼ばれています。山頂には周囲約400mの池があり、眺望は非常に開けており、海上に点在する多くの島々を見渡すことができます。佐用姫が新羅征討将軍・大伴狭手彦を追って石になったとされる「望夫石」は、加部島の田島神社の境内に祀られています。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 鏡山
- かな
- かがみやま
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 佐賀県唐津市鏡
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
驛の東約四粁、鏡村、濱崎町にある。虹の松原の南方に聳え、松浦佐用姫の傳說を以て名高く、松浦山とも呼ばれ、海拔二八四米、全山玄武岩より成り、形狀よく整ひ、何れより見るもその形同じきを以て七面山の名もある。頂上に周圍四〇〇米餘の池がある。眺望甚だ豁達にして、海上幾多の島が指顧の中にある。佐用姫が新羅征討將軍大伴狹手彥の跡を追うて石に化したと云ふところは加部島で、島の田島神社境內に望夫石が祀つてある。