玉島神社
玉島神社(神功皇后宮)
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
唐津駅から東へ約10km、北九州鉄道の浜崎駅からさらに東へ約2.5kmの玉島村南山に位置しています。祭神は息長足姫命(神功皇后)で、創建は宣化天皇の時代(古墳時代、536年頃)に大伴狭手彦が新羅征伐を行った際に始まったと伝えられています。かつては「聖母大明神」と称され、地元では「しょうもん様」と呼ばれていました。この神社は高い石垣に囲まれた小高い地に建ち、景観が美しく、玉島川の清流が真下を流れています。現在の社殿は享保年間(江戸時代、1716年~1736年)に藩主土井氏によって建てられたものです。社宝の一つである備州長船家助が応永21年(室町時代、1414年)2月に作った銘のある太刀は国宝に指定されています。社殿の裏には、神功皇后が釣りをされたという故事に由来する「釣竿竹」と呼ばれる竹林があります。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 玉島神社
- かな
- たましまじんじゃ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 佐賀県唐津市浜玉町南山2396
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
驛の東約一〇粁、北九州鐵道濱崎驛の東二粁半、玉島村南山にある。祭神息長足姫命、創建は宣化天皇の御代大伴狹手彥新羅征伐の時と傳へる。昔は聖母大明神と稱へ、里人は俗に「しやうもん樣」と呼んだものである。高い石垣を築いた高燥な地にあつて眺望に富み、玉島川の清流は直下を流れて居る。現今の社殿は享保年間藩主土井氏の建立にかゝり、社寶中備州長船家助應永二十一年二月日の銘ある太刀一口は國寶に指定されて居る。社殿の裏手に神功皇后垂綸の故事に因んで、釣竿竹と稱する竹叢がある。