須磨寺(福祥寺)

須磨寺(福祥寺)[古義眞言宗]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

宇治川電鉄須磨寺または市電須磨、省線須磨下車、西須磨町にあります。中世には荒廃していたのを豊臣秀頼が再興しましたが、維新後は全く衰えていました。明治20年(1887年)頃から復興されて今日におよび、境内は遊園地となっています。寺に平敦盛が愛玩したと伝わる青葉笛や、若木の桜の制札と称するものがあります。十一面観音立像[国宝]は室町時代の作で、絹本著色普賢十羅刹女像[国宝]は京都博物館に出陳されています。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
須磨寺(福祥寺)
かな
すまでら(ふくしょうじ)
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
兵庫県神戸市須磨区須磨寺町4-6-8
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

宇治川電鐵須磨寺または市電須磨、省線須磨下車、西須磨町にあり。中頃荒廢して居たのを豐臣秀賴が再興したが、維新後は全く衰へて居た。明治二十年頃から復興されて今日に及び、境內は遊園地となつて居る。寺に平敦盛の愛玩したと傳ふる靑葉笛や、若木の櫻の制札と稱するものがある。十一面觀音立像[國寶]は室町時代の作で、絹本著色普賢十羅刹女像[國寶]は京都博物館に出陳されて居る。

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