生田神社
生田神社[官幣中社]
昭和初期のガイド文
市電中山手通一丁目下車、下山手通にあります。稚日女神を祀り、神功皇后凱旋の際、神のお告げにより創祀された古社で式内名神大社です。境内および付近はいわゆる生田の森で福原の東の大手門だったため、源平がしのぎを削った当時の古戦場で箙の梅、八丁梅、敦盛萩、弁慶竹等の名が残っていて、社殿の背後の生田の森にはムク、クスノキなどの古木が繁っています。境内摂社のほか生田裔神八宮があって市内に散在しています。例祭は4月15日。
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 生田神社
- かな
- いくたじんじゃ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 兵庫県神戸市中央区下山手通1-2-1
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
市電中山手通一丁目下車、下山手通にあり。稚日女神を祀り、神功皇后凱旋の際神誨により創祀し給ひし古社で式內名神大社である。境內及附近は所謂生田森で福原の東の大手門であつたから、源平鎬を削つた當時の古戰場で箙の梅、八丁梅、敦盛萩、辨慶竹等の名が殘つて居り、社殿の背後の生田森には椋、樟等の古木が繁つて居る。境內攝社の外生田裔神八宮があつて市內に散在して居る。例祭四月十五日。