高羽のクス
高羽の樟[指定天然紀念物]
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
阪神急行電鉄六甲の東約0.5km、市内高羽字西高の路傍にあります。兵庫県第一の大クスとされ、地上約1.5mの高さから、幹は東西北の3本の太い枝に分かれ、根廻り19mあまり、そこから約1.5m上の幹囲は約11.7m、幹の内部は一大空洞となっていて、西北側の2大枝の分岐に開口しています。
※底本：『日本案内記 近畿篇 下（初版）』昭和8年（1933年）発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 高羽のクス
- かな
- たかはのくす
- 種別
見所・観光- 状態
- 現存しない
- 備考
- 戦災で焼失しました。現在石碑が残っています。
日本案内記原文
阪神急行電鐵六甲の東約半粁、市內高羽字西高の路傍にあり。兵庫縣第一の大樟と稱せられ、地上約一米半の高さより、幹は東西北の三本の太き枝に分れ、根廻り一九米餘、それより約一米半上の幹圍約一一米七、幹の內部は一大空洞をなし、西北側の二大枝の分岐に開口して居る。