鉢伏山

鉢伏山
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

敦盛塚の背後にある丘陵で、市経営の遊園地です。全山小さな低木だけで、登るにしたがって白砂青松の須磨、舞子、明石の海浜や、帆を張った船、大小の舶が行き交う内海の絶景が眼下に見られます。山頂に近づくにしたがい淡路島の全貌が一望できます。眺望に優れ、東北の峰続きに鉄枴山へ登ることができます。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
鉢伏山
かな
はちぶせやま
種別
レジャー
状態
現存し見学できる
住所
兵庫県神戸市須磨区
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

敦盛塚の背後にある丘陵で、市經營の遊園地である。全山小灌木のみで、登るに從ひ白砂靑松の須磨、舞子、明石の海濱や、眞帆片帆大船巨舶など行き交ふ內海の勝景が脚下に展開する。山頂に近づくに從ひ淡路島の全貌が瞰下される。好眺望處で、東北嶺つゞきに鐵枴山に登られる。

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