備中鐘乳穴
井殿の鐘乳竇
昭和初期のガイド文
美作落合駅の西南約14km、上水田村字井殿にあり、石灰岩中に生じた洞窟で、洞門は幅約2m、高さ6m、ここから西南方に少し低下して進むと急に80m²もある広室となり、鍾乳石、石筍が多いところです。この奥に別に千畳敷と称する大洞室があります。鐘乳竇の洞内にさらに御神前、七町田、鬼の力石、御釜、御櫃、汁釜、五重塔、御旗、天岩戸等の名があります。
※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 備中鐘乳穴
- かな
- びっちゅうかなちあな
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 岡山県真庭市上水田8854-1
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
美作落合驛の西南約一四粁上水田村字井殿にあり、石灰岩中に生じた洞窟で、洞門は幅約二米、高さ六米、これより西南方に少しく低下して進むと急に八〇米平方もある廣室となり、鍾乳石、石筍が多い。この奧に別に千疊敷と稱する大洞室がある。鐘乳竇の洞內に尙御神前、七町田、鬼の力石、御釜、御櫃、汁釜、五重塔、御旗、天岩戶等の名がある。