四ツ塚古墳群
四ツ塚古墳[指定史蹟]
昭和初期のガイド文
湯原温泉から倉吉に至る自動車の通路、八束村長田にあります。旭川上流の原野のうちに並列する4個の円墳で、いずれも封土の直径約27m内外で環濠の跡を残し、第一号墳は近年発掘されました。片袖形平面の石槨、口を北に開き天井および壁面に朱の塗抹があり、底部に礫石ならびに木炭を敷き、玉類、鉄製品、斎瓮土器等100点あまりの遺品を発見しました。主なものは東京帝室博物館に収蔵されています。
※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 四ツ塚古墳群
- かな
- よつづかこふんぐん
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 岡山県真庭市蒜山上長田
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
湯原溫泉から倉吉に至る自動車の通路八束村長田にある。旭川上流の原野のうちに竝列する四個の圓墳で、何れも封土の直徑約二七米內外で環湟の址を存し、第一號墳は近年發掘せられた。片袖形平面の石槨、口を北に開き天井及壁面に朱の塗抹あり、底部に礫石竝に木炭を敷き、玉類、鐵製品、齋瓮土器等百餘點の遺品を發見した。主なるものは東京帝室博物館に收藏されて居る。