勇山寺

勇山寺(鹿田不動尊)[古義眞言宗]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

美作落合駅の西南5km、木山村鹿田にあり自動車の便があります。奈良時代の神亀3年(726年)行基菩薩の創建と伝え、鎌倉時代の建久元年(1190年)源頼朝が堂宇を再興し、戦国時代には赤松則村の兵燹に罹りましたが本尊薬師如来像および不動二童子像3体は焼失をまぬがれました。いずれも木造で、前者は鎌倉時代、後者は藤原時代の作で国宝に指定されています。不動像は最近再建されたコンクリート造の不動堂に安置され開運厄除と安産子育の信仰により、阪神地方からの参詣者が多いところです。

※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行

令和に見に行くなら

名称
勇山寺
かな
いさやまじ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
岡山県真庭市鹿田482
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

美作落合驛の西南五粁、木山村鹿田にあり自動車の便がある。神龜三年行基菩薩の創建と傳へ、建久元年源賴朝堂宇を再興し、戰國時代には赤松則村の兵燹に罹つたが本尊藥師如來像及不動二童子像三軀は燒失を免かれた。何れも木造にして、前者は鐮倉時代、後者は藤原時代の作で國寶に指定せられて居る。不動像は最近再建せられたコンクリート造の不動堂に安置せられ開運厄除と安產子育の信仰により、阪神地方からの參詣者が多い。

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