児島湾
兒島灣
昭和初期のガイド文
児島半島に抱かれ、形状は円に近く、東北に開口があります。旭川、笹ヶ瀬川等などがこれに注ぎ、水深は極めて浅く、沿岸に低平な沖積地が発達しています。明治初年(1868年)以来藤田組によって埋立工事が行われ、すでに完成した干拓地は湾の西岸に沿って面積十数km²、計画の4分の1まで進んでいるといいます。
※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 児島湾
- かな
- こじまわん
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 岡山県岡山市
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
兒島半島に抱かれ、形狀圓に近く、東北に開口がある。旭川、笹ケ瀨川等これに注ぎ、水深極めて淺く、沿岸に低平な沖積地が發達して居る。明治初年以來藤田組によつて埋立工事が行はれ、既に完成した干拓地は灣の西岸に沿うて面積一千數百町步卽ち計畫の四分の一であると云ふ。