延岡市古墳(第5号墳)
愛宕山洞窟遺跡
昭和初期のガイド文
南延岡駅の西北1km、市内恒富町、愛宕山の北側の麓にあります。小さな自然洞窟で窟前から内部にかけて貝塚があり、多数の貝殻に混ざって石器時代土器の破片もあり、窟底に原始的石棺5個を発掘し、同時代の人骨3体を発見しました。愛宕山の南麓沖田川に臨んだ低地にも貝塚があり、石危丁、勾玉の類が縄紋土器破片とともに出土しています。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 延岡市古墳(第5号墳)
- かな
- のべおかしこふん(だいごごうふん)
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 宮崎県延岡市愛宕町3
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
南延岡驛の西北一粁、市內恆富町愛宕山の北側の麓にある。小さな自然洞窟で窟前から內部に掛けて貝塚があり、多數の貝殼に混じて石器時代土器破片あり、窟底に原始的石棺五個を發掘し、同時代人骨三體を發見した。愛宕山の南麓沖田川に臨んだ低地にも貝塚あり、石危丁、勾玉の類が繩紋土器破片と共に出土して居る。