諫早町オシドリ渡来地
諫早町をしどり渡來地[指定天然記念物]
昭和初期のガイド文
諫早駅の東南、諫早町原口名字西小路、諫早中学校敷地すなわち旧藩主諫早男爵家の庭園にある園池です。面積約2,300m²、庭園の中央でい字形をなし、コイが多く棲んでいます。池面には例年10月初旬にオシドリが渡来し、3月下旬に去ります。その数は年によって増減ありますが、300羽くらいの多数の渡来を見ることもあります。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 諫早町オシドリ渡来地
- かな
- いさはやちょうおしどりとらいち
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存しない
- 備考
- 諫早高校にあります。天然記念物の指定は解除されています。
日本案内記原文
驛の東南、諫早町原口名字西小路諫早中學校敷地卽ち舊藩主諫早男爵家の庭園にある園池である。面積約二三アール、庭園の中央にい字形をなし、鯉が數多棲む。池面には例年十月初旬に鴛鴦が渡來し、三月下旬に去る。その數は年によつて增減あり、三百羽位の多數の渡來を見ることもある。