與賀神社
與賀神社
昭和初期のガイド文
[県社] 佐賀駅の南西約2km、市内與賀町に位置し、バスでアクセス可能です。
この神社は豊玉姫命を祀っており、佐賀城の鎮守として鍋島家から深い崇敬を受けてきました。現存する拝殿と本殿は藩祖である鍋島直茂が建立したと伝えられ、江戸時代の建築とされています。また、楼門はそれより古く、室町時代に建てられたもので、国宝に指定されています。この楼門は丹塗りで銅瓦葺きの三間一戸の建築で、上層には三手先の枡組を用い、下層には出組や斗束を施しています。これらの形式は桃山時代の建築精神をよく表しています。さらに、社宝である太刀は康光の作と伝えられ、国宝として指定されています。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 與賀神社
- かな
- よかじんじゃ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 佐賀県佐賀市与賀町2-50
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
[縣社] 驛の西南約二粁、市内與賀町にあり、自動車の便がある。
當社は豐玉姬命を祀る、佐賀城の鎭守として鍋島家の崇敬厚く、現存の拜殿及本殿は藩祖直茂の造營にかゝるものと傳へ江戶時代の建築であるが、樓門はこれより古く室町時代の建築で國寶に指定されて居る。三間一戶の樓門、丹塗銅瓦葺の建築で、枡組は上層三手先を組み、下層には出組を用ゐ、斗束を立て、板蟇股を置いて居る。その形式すべて桃山時代の精神を表現して居る。社寶の太刀は康光の作と傳へ國寶である。