松原神社
松原神社
昭和初期のガイド文
[県社] 神埼駅から南へ約1.5km、市内松原公園内に位置しており、バスでのアクセスが便利です。この神社は佐賀市の産土神であり、藩祖鍋島直茂とその夫人、清久、勝茂、さらには龍造寺隆信や政家などを合祀しています。安永元年(江戸時代、1772年)6月に直茂の法号に因んで「日峰明神」と名付けられ、明治8年(1875年)には県社に指定されました。社宝には、来国光作の太刀と、文保2年(鎌倉時代、1318年)2月日付の銘がある脇指(国広作)があり、どちらも鍋島直映の寄進品です。この2振りの刀剣はいずれも国宝に指定されています。神社の境内は松原川に面しており、老いた楠木が繁茂する姿が特徴的です。また、神苑は風景が美しく、隣接する鍋島閑叟公の銅像園も見どころです。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 松原神社
- かな
- まつばらじんじゃ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 佐賀県佐賀市松原2-10-43
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
[縣社] 驛の南一粁半、市內松原公園内にあり、自動車の便がある。市の產土神で、藩祖鍋島直茂及同夫人、同清久、勝茂、龍造寺隆信、同政家等を合祀し、安永元年六月直茂の法號に因み、日峰明神と名付けられ、明治八年縣社に列せられた。社寶の太刀一口は來國光の銘あり、また脇指一口は國廣 鎌倉住人文保二年二月日の銘を有し、共に鍋島直映の寄進にかゝり、二口とも國寶である。境內松原川に臨み、社頭老楠繁茂し、神苑は風致に富んで居る。神苑の西に連りて鍋島閑叟公銅像園がある。