スケトウダラ(岩内港)
鯳鱈(すけたう)
昭和初期のガイド文
スケトウダラは岩内港を主な拠点として北海道西海岸から漁獲するものが多く、年産150万kgにもなります。
スケトウダラの子は塩漬けにして全国へ、魚体は凍らせてミンタイ(明太魚)と称し朝鮮へいずれも送られます。また肝臓から採れる肝油は薬品や石鹸の原料として全国へ送られています。
※底本:『日本案内記 北海道篇(五版)』昭和11年(1936年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- スケトウダラ(岩内港)
- かな
- すけとうだら(いわないこう)
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 北海道岩内郡岩内町
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
鯳は岩內港を主たる本據として北海道西海岸から漁獲するもの多く年產百五十萬瓩に垂んとする。
鯳の子は鹽藏として全國に、魚體は凍寒してミンタイ(明太魚)と稱し朝鮮へ何れも仕向けられる。また肝臟より採る肝油は藥品及石鹸原料として全國へ移出されて居る。