天満別院
天滿別院[眞宗大谷派]
昭和初期のガイド文
市電河内町下車、天満岩井町二丁目にあります。はじめ顕如上人は石山の合戦後、紀伊鷺の森に移りましたが、大阪門徒の要請で教如上人とともに安土桃山時代の天正13年(1585年)この地に移りました。天満本坊または川崎本山と呼ばれ、現在の建物は江戸時代後期の弘化4年(1847年)の再建です。境内は広く堂宇が並び立っています。
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 天満別院
- かな
- てんまべついん
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 状態違うが見学可
- 備考
- 昭和20年(1945年)の大阪大空襲で堂宇を全焼、戦後に本堂のみ再建されるなどし、境内を縮小しました。
- 住所
- 大阪府大阪市北区東天満1-8-26
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
市電河內町下車、天滿岩井町二丁目にある。はじめ顯如上人石山の合戰後、紀伊鷺の森に移つたが、大阪門徒の請により敎如上人と共に天正十三年この地に移つた。天滿本坊または川崎本山と呼ばれ、現在の建物は弘化四年の再建である。境內廣く堂宇竝び立つて居る。