天神祭
天神祭
昭和初期のガイド文
7月25日に行われる天満天神の鉾流祭がそれで、有名な渡御の式祭です。同日午後4時に神輿は本宮を出社して陸路若松町の河岸に向かい乗船、水上を江之子島まで下り上陸、松島行宮に至るものです。帰路は往路の逆に翌26日朝還幸することになっています。この日渡御の沿道は群衆が多く集まり、提灯の火、篝火をのせた船が続々と水を照して流れるのは壮観です。
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 天神祭
- かな
- てんじんまつり
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 大阪府大阪市北区
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
七月二十五日に行はれる天滿天神の鉾流祭がそれで、有名な渡御の式祭である。同日午後四時に神輿は本宮を出社して陸路若松町の河岸に到りて乘船、水上を江之子島まで下り上陸、松島行宮に至るものである。歸路は往路の逆に翌二十六日朝還幸することになつて居る。この日渡御の沿道は群集雜沓を極め提燈の火、篝火をのせた船が續々と水を照して流れるのは偉觀である。