大阪毎日新聞社
大阪每日新聞社
昭和初期のガイド文
市電堂島中町下車、堂島上二丁目にあります。明治9年(1876年)に創刊された大阪日報の後身で、同22年(1889年)改称、編集局と営業局を置いています。高速度輪転印刷機は23台、1時間の最高印刷能力256万枚で、市内版、地方版、朝刊、夕刊合せて日々50以上の版を発行しています。東京大阪間に専用電話をもち、写真電送を行っていて、伝書鳩を利用し、社会奉仕を目的とする各種の事業を行っています。
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 大阪毎日新聞社
- かな
- おおさかまいにちしんぶんしゃ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存しない
- 備考
- 現在の毎日新聞社大阪本社は梅田に移転しています。当時の社屋は北区堂島1丁目、堂島アバンザの位置にありました。
日本案内記原文
市電堂島中町下車、堂島上二丁目にあり。明治九年に創刊された大阪日報の後身で、同二十二年改稱、編輯局及營業局を置いて居る高速度輪轉印刷機は二十三臺、一時閒の最高印刷能力二百五十六萬枚で、市內版、地方版、朝刊、夕刊合せて日々五十幾版を發行して居る。東京大阪閒に專用電話を有し、寫眞電送を行ひ、傳書鳩を利用し、社會奉仕を目的とする各種の事業を行つて居る。