大阪商船
大阪商船會社
昭和初期のガイド文
市電田蓑橋下車、宗是町にあります。日本郵船会社と並ぶ日本の大航業会社で、資本金1億円、内外の航路が非常に多くあります。建築は近世式とロマネスク式との折衷で、8層からなり、大正14年(1925年)竣工しました。
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 大阪商船
- かな
- おおさかしょうせん
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存しない
- 備考
- 三井船舶株式会社と合併し、現在の商船三井となっています。当時の大阪商船本社は中之島にありました。その跡地には「ダイビル本館」が立っています。当時の建築の雰囲気が一部残っています。
日本案内記原文
市電田蓑橋下車、宗是町にあり。日本郵船會社と竝ぶ我が國の大航業會社で、資本金壹億圓、內外の航路が頗る多い。建築は近世式とローマネスク式との折衷で、八層より成り、大正十四年竣功した。