蒲生神社
蒲生神社[縣社]
昭和初期のガイド文
宇都宮駅の西北約2km、市の北端八幡山の中腹にあります。大正14年(1925年)の創建となり蒲生君平を祀ります。君平は宇都宮の人で有名な勤王家、寛政三奇人の一人です。山陵志その他の著者があり、江戸時代後期の文化10年(1813年)江戸に没し、谷中臨江寺に葬られ、明治14年(1881年)に正四位を贈られました。なお市内南新町には明治2年(1869年)宇都宮藩知事戸田忠友が朝命によって建てた勅旌忠節蒲生君平里と題する碑があり、また清住町の桂林寺には明治33年(1900年)君平のために建てた供養碑があります。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 蒲生神社
- かな
- がもうじんじゃ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 栃木県宇都宮市塙田5-1-19
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
驛の西北約二粁、市の北端八幡山の中腹にあり。大正十四年の創建にかゝり蒲生君平を祀る。君平は宇都宮の人で有名な勤王家、寬政三奇人の一人である。山陵志その他の著者があり、文化十年江戶に歿し、谷中臨江寺に葬られ、明治十四年に正四位を贈られた。尙市內南新町には明治二年宇都宮藩知事戶田忠友が朝命によつて建てた敕旌忠節蒲生君平里と題する碑があり、また淸住町の桂林寺には明治三十三年君平のために建てた供養碑がある。